読書の秋・スポーツの秋・食欲の秋 ― 秋だけ特別扱いなワケ

やっと涼しい風が心地よく感じられる季節になりました。この季節になるとよく耳にするのが、読書の秋、スポーツの秋、そして食欲の秋。よく考えるとずいぶん秋だけ特別扱いですよね。とはいえ、夏は何をするにも暑すぎて気力が奪われがち。冬は寒さで体を動かすのが億劫になることも多いですよね。春も新年度の始まりで何かと忙しく、気持ちが落ち着きにくい時期です。そう考えると、やっぱり秋は何かに取り組むのに最適な時期と言えそうです。

秋が「読書の秋」と呼ばれるようになったのは、夏目漱石の小説『三四郎』に引用された読書の楽しみを詠った漢詩がきっかけだと言われています。もっとも、由来がどうであれ、秋になると自然と本を手に取りたくなるものですよね?私も本が好きで、北方謙三さんの全51巻にも及ぶ『大水滸伝』シリーズを昨年ようやく一年越しに完読。今年その続編とも言える『チンギス紀』を読み始め、コツコツと最終巻の17巻までたどり着きました。今はそのページを1枚1枚大事にめくっています。読み終えた後は誰かと語り合いたくなるような、そんな力強い物語です。皆さんにも、自分の人生に影響を与えた本がきっとあると思います。

読書とは、ただ文字を追うだけではなく、作家が魂を込めて描いた世界に自分を投じる行為だと思います。登場人物や作者の視点に立ち、彼らの目が見ている世界、感じた喜びや悲しみ、怒りや悔しさを自分のことのようにリアルに味わおうとすることで、私の中にもう一つの人生が広がっていきます。本を「読む」のではなく、本を「体験する」という意識でページをめくれば、もっと深く、もっと豊かな読書の楽しみを味わえるはずです。

「スポーツの秋」の由来は、1964年に開催された東京オリンピックに遡ります。開会式が行われた10月10日が「体育の日」として祝日となり、今では「スポーツの日」として定着しています。この時期は運動会やマラソン大会など、体を動かすイベントが多く開催される季節でもあります。気温が落ち着いてくる秋は、ランニングやサイクリング、登山など、スポーツに最適な時期です。体は動かさないと筋力が低下し、骨密度も減少、さらには関節の柔軟性や心肺機能も落ちていきます。最近あまり運動していないな、という方も、この秋からは少しだけ体を動かしてみませんか?身構える必要はありません。ふらっと散歩に出かけるだけでも立派な運動になります。私もたまに目的地を決めないランニングをします。その瞬間のフィーリングで、右に曲がったり左に曲がったり。すると意外と身近な所に絶景が広がっていたり、小さな季節の変化に癒されたり、予期せぬ出会いがあったりと、刺激的ですよ!適度な運動は、心身の疲れを解消してくれる良い方法でもあります。

そして、待っていました「食欲の秋」。秋は農作物の収穫シーズン。今は一年中あらゆる食材が手に入る時代ですが、やはり旬のものはその時期にしか味わえない特別な美味しさがあります。ハローエレファンでも、秋ならではの美味しい商品が続々と登場しています。ホクホクの大学芋を使った大学芋デニッシュや、栗のあんぱん、サクサクの栗パイも秋限定商品として大好評です。美味しい秋、引き続き皆様の食卓に笑顔と元気をお届けできれば幸いです。