ピンチはチャンス!【元気村通信105号】

先日、中学3年生の娘の卓球の試合を見に行ってきました。
引退前の最後の大会で、順調に勝ち進んでいたのですが、
勝てばベスト8に入る試合での事です。

11点で1セット、先に3セット取れば勝ちというルールで、
先に2セットをとり、最後の3セット目も10対7でリード。

あと1点とればベスト8というタイミングで、
「やったね、勝ったね!」と私。
「いや、スポーツは最後までわからないわよ」と妻。
そんな会話を交わしているうちに、あれよあれよと追い上げられて、
逆転負けで1セットを奪われてしまいました。

続く次のセットも同じパターンで負けてしまい、迎えた最終セット。
手に汗握る緊張感。
白熱するラリーを制して、カウントはまたもや10対5で大幅リード。
胸を撫で下ろしたのも束の間、あと1点の壁が大きく、
また一気に連続でポイントを奪われ、見事に逆転負けとなってしまいました。

目の前で起きている事実が信じられない私。
肩を落としてベンチに戻る娘の姿を心痛めながら見つめたのでした。

 人生山あり谷あり

人生、山あり谷あり。なかなか思い通りにはならないものです。
私もまだ40年程度の人生初心者ですが、振り返ってみれば、
思い通りに進んだことの方がむしろ少なく、
凸凹道を一生懸命安全運転してきた感じでしょうか・・・。

ただ、全てが思った通りに進んでいく物語ほど味気ないストーリーはなく、
どんな小説も、ドラマも、何かしらのピンチがあって、
話がグッと前に進んだり、思っても見なかった展開が生まれたりする物です。

作家の中谷彰宏さんが「ヒーローになるためにはピンチが必要なんです」と書いています。
なんとなくうなづけますよね。
目の前のピンチはどうしてもネガティブに感じますが、
人生という大きな視野で見た時に、自分の人生を飛躍させる入り口になったり、
それこそ自分をヒーローにしてくるきっかけになったり、
対応次第でいくらでもポジティブなものに姿を変える可能性を秘めているのが「ピンチ」です。

とはいえ、「ピンチはチャンス」という綺麗な言葉は、言う方は簡単ですが、
ピンチを迎えている当事者にしてみれば知ったこっちゃないという話で、
「ピンチはピンチです!」と言い返したくなる事でしょう。

そう簡単にチャンスに変わらないから、ピンチなんですよね。
ただ、少し冷静に考えると、今起きているピンチという事実は
変えられない現実ですが、変えられる事もあります。

それは、これから選択する自分の思考と行動です。
その為に活用したいものが「質問」です。

 ピンチをチャンスに変える方法

「今日の朝食何を食べましたか?」
と聞かれて、明日の天気の事は考えませんよね?
脳は質問を与えられるとそれについて考えます。
しかもその質問の答えの質は、質問の質に大きく依存しています。

例えばピンチを目の前にして、
「あぁ、最悪だ、なんでこんなことになってしまったんだ」という質問を脳に与えると、
脳はこんな事になってしまった理由や、誰のせいなのかや、言い訳をいくつも考え始めます。

しかし「このピンチを乗り切る為には何ができるだろうか。今取れる最善の行動は何だろうか?」
と質問すれば、今できる事は何か、今頼れる人は誰かなど、適切な答えを探し始めます。

そうです。実は大事なのは答えよりも質問なのです。
ついネガティブになりそうな時こそ、投げかける質問の質を変える事で
脳の思考の流れを正しく修正し、言葉や行動が変わる事で、
ピンチがチャンスに変わっていきます。

 絶対面白くなるから大丈夫

もう一つ、ピンチの時に胸に留めておきたい言葉を最後に紹介します。
テラスハウスというバラエティ番組に出ていた半田さんという方が
仕事で悩んでいる仲間にかけた言葉で、
「こういうね、うまくいかない時って、絶対面白くなるから。大丈夫」
とても救われるメッセージです。
こういう言葉を常に自分の心に響かせておくと様々なピンチにも強くなれそうですよね。

ちなみに娘はどうピンチをチャンスに変えたのか、その後の試合は見事に全勝。
ベスト8は逃しましたが、9位にランクインして、次の大会にも進める事が決まりました。

めでたしめでたし。と思いきや、昨日自宅のエアコンが壊れ、
この暑さに我が家は大ピンチです。

こういう、うまくいかない時って絶対に面白くなるから大丈夫って、
ほんとか?大丈夫なのか?(冷汗)。人生山あり谷あり・・・

〜元気村通信105号より〜