
あの暑かった夏が嘘のように秋も深まり始め、朝晩は寒い程になりましたね。
もうストーブを出したわ〜という声も聞こえてきます。
さて、食欲の秋とはよく言ったもので、美味しい秋の味覚が食卓に並ぶ季節。
それこそ食べ過ぎ注意の時期でもありますが、
その一方で現代ならではの栄養不足が存在している事をご存知でしょうか?
今日は現代型栄養失調のお話です。
現代型栄養失調とは

現代社会では、わずかな体調不良に悩む方が増えています。
目まいがする、肩が凝りやすい、疲れがとれない、体が冷えやすい、
便秘がち、むくみやすい、イライラしがち、集中できない、
頭が重たい、肌が荒れやすい、寝つきが悪いなど・・・。
すみません、ちょっと重たくなってきましたね。
このような症状の中で、あ、そういえば・・・と思い当たる事はありませんか?
大きな病気や感染症などに関しては治療法や薬がありますが、
このような軽度の不調の原因を特定することは難しかったりします。
疲れかしら?歳かしら?体質かしら?とため息をつかれる方も少なくないのが現実です。
実はこれらの軽微な不調の背後に、現代型の栄養不足が影響している可能性があります。
栄養不足と言っても、カロリーが足りない方の栄養不足ではありません。
炭水化物や脂質、タンパク質といった3大栄養素とよばれる主要な栄養素は、
むしろ過剰摂取が問題になるくらいで、
お腹に蓄積したカロリーを早く消費したい方もいらっしゃるかと思います(笑)。
食べ物が溢れている現代型の栄養不足はビタミンやミネラルなどの微量栄養素の不足です。
ビタミンは3大栄養素のようなエネルギー源ではありませんが、
体内に取り込んだ栄養素がエネルギーや、筋肉、骨などに変わる時に、
その変化や代謝を助ける役割を持っています。
また、ミネラルも体や代謝酵素の構成成分になったり、体の機能を調節する役割を持っています。
共に体の調子を整える潤滑油のような働きで、体の機能や心身のバランスを支えてくれる栄養素。
不足することで、じわりじわりとあちこちのバランスが崩れ、生活に支障が出始めます。
微量栄養素が不足しやすい理由

では、なぜビタミンやミネラルなどの微量栄養素が不足しやすいのでしょうか?
1つ目の理由は、これらの栄養素は体内で合成できず、食事などから摂るしかないという事です。
摂取意識が低いと、摂りそびれてしまう事があります。
2つ目の理由は、微量栄養素はわずかな量しか必要としないと言う事と、
バランスよく取る必要があるという事。
炭水化物の様にたくさん必要な栄養素であれば、摂り忘れる人はいませんが、
少量で良いだけに意識が薄れたり、摂りそびれてしまうのです。
また40種類以上ある微量栄養素が連携して働く為、
たった一つの栄養素が不足するだけで不調の原因となります。
8割くらい摂取しているから大丈夫!というわけにはいかないのです。
3つ目の理由は現代型の食生活にあります。
精製された食材が増え、主食になるお米はビタミン、
ミネラルの宝庫である米糠部分を削ぎ落とした美味しい白米に。
基礎調味料である砂糖や塩も精製されたものが一般的になりました。
また便利さや手軽さなどから徐々に比率が高まりつつある加工食品や既製品なども、
加工の過程で微量栄養素を失いがちです。
他にも不規則な食生活や、無理なダイエット、
高齢化による食生活の変化等がビタミン、ミネラル不足の原因となります。
意識的にビタミン、ミネラル摂取を

原因が不明瞭な体の不調に悩む時は、
基本的な栄養摂取をきちんと抑えていく事を意識して生活を見直してみましょう。
数多くの微量栄養素を不足なく摂取する為には、
食生活の見直しで補うのが一番手堅い考え方です。
精製された食材を極力避け、魚介類、肉類、海藻類、野菜類、豆類、果物類など、
旬の食材、新鮮で元気な素材をバランス良く使って、食卓をデザインしてみましょう。
また品質の高い栄養補助食品等を、状況に合わせて上手に活用する事も近道になります。
小さな心がけと継続的な行動の変化が、
私達の生活をより豊かに描き出してくれる事と思います。
〜元気村通信108号より〜
