
こんにちは。
湘南元気村のヘルスアドバイザー楠です。
さて突然ですが、クイズです。
次の食べ物は、野菜でしょうか?果物でしょうか?
1、トマト
2、いちご
3、スイカ
4、アボカド。
この野菜か果物か問題、19世紀のアメリカでは
トマトをめぐって裁判にまでなったそうです。
当時、果物の輸入には関税がかからなかったのに対し、
野菜の輸入には関税がかかりました。
果物派の植物学者達と野菜派の農務省。
その争いは最高裁にまで持ち込まれ、
「トマトは野菜畑で育てられており、メインコースには出されるが
デザートにはならないので野菜である」との判決がおりました。
それ以来、「茎に付く実」であることから植物学的には果物とされていたトマトが、
法律的には「野菜」となったそうです。
では日本においてはどうでしょう。
農林水産省による見解で区分けすると、
2年以上栽培される草本植物や木本植物(樹木)で
果実が食用となるものを果樹(果物)とし、
1年以内に収穫される草本植物を野菜と分類しています。
つまりこの基準で答えを導き出すと、
トマトも、いちごも、スイカも野菜となり、
アボカドは果物ということになります。
とはいっても、いちごもスイカも果物っぽいですよね。
そこで少し苦しいですが「果実的野菜」と分類されたりするそうです。
野菜はどうして大切なのでしょう

そんな野菜ですが、私たちの健康を支えてくれる重要な役割を担っています。
ビタミン、ミネラル、食物繊維など、
健康な体に必要な成分の補給源として、野菜は非常に優秀なのです。
それだけではありません。
野菜は自分で動くことができないので、
紫外線などから自らの身を守るために強力な抗酸化物質で身を守っています。
それらが赤や黄色や緑など鮮やかな自然の色合いの天然色素ですが、
この色素をカロテノイドと言います。
にんじんの橙色はβカロテン、トマトの赤はリコピン、
紫キャベツや赤シソの紫色はアントシアニン。
これらは美容や健康に大いに役立つ成分でもあります。
逆に、野菜を食べずにこれらの栄養素達をバランスよく摂取するのは
かなり難しいと言えるでしょう。
1日350gの野菜

これらの栄養素を適度に補う為の野菜の量を逆算して、
厚生労働省では野菜を1日350g以上、
うち緑黄色野菜を120g以上食べることを推奨しています。
野菜350gがどれくらいかというと、
ざっくり目安で、生なら両手で3杯、
茹でたものなら片手で3杯程度。
調理すると、小鉢5皿分くらいのおかずになります。
今の日本人の平均的な野菜の摂取量は約280g。
約70g程度、つまりおかず一皿分くらいの野菜が
平均的に足りていないと言えるでしょう。
とはいえ350gという数字はあくまでも目安です。
まずは意識しないと野菜不足になりやすいという自覚と、
野菜を使ったおかずを一品追加するというところから始めてみませんか?
この時に大事な3つのポイント。
一つ目はバランスよく野菜を組み合わせる事。
同じ350gでも一種類を350gと、
70gを5種類とでは栄養のバランスが全然違ってきます。
2つ目は旬の野菜を選ぶ事。
季節ごとの旬の野菜は栄養価も高く、
その時期に必要とされる栄養を多く含んでいます。
また何よりも美味しい!
季節の旬を意識して選んでみましょう。
3つ目は野菜の質。
見た目は同じ野菜でも、どのような土壌でどのように育てられたか、
農薬がどの程度使われているのかでも全然別物になります。
できれば地産地消、安心できる農家さんからのお野菜を選べると良いですね。
野菜をたくさん食べるコツ

最後に野菜を多く摂るためのコツをご紹介します。
1つ目は、具沢山お味噌汁!
旬の野菜がたっぷり入ったお味噌汁はそれだけでご馳走です。
意外と野菜、たくさんとれちゃいます。
2つ目は、用意した野菜を色々な調理方法でアレンジする事。
焼く、蒸す、煮る、他の素材と合わせるなど工夫次第で色々と形が変わります。
今や、野菜の名前とレシピで検索かけるだけで、すごい量のレシピが出てきます。
また生で食べる場合も、ドレッシングを色々と変えてみるだけで、楽しめますよ。
3つ目は、野菜ジュースを飲む事。
手軽に野菜の摂取量を増やせます。
極力添加物が少ないものを選ぶか、
ジューサーなどで自分で作るのも良いですね。
〜元気村通信98号より〜
