
こんにちは。
湘南元気村のヘルスアドバイザー楠です。
私たちの体は、年齢を重ねていくにつれて歳相応に老化していきます。
ただ、そのスピードは人によって様々。
同じ年齢でも、びっくりするくらい若々しい方も入れば、
年齢は若いのに、あちこちに病を抱えているような方もいらっしゃいます。
その差は一体どこから来るのでしょうか?
それを知るためにはまず、老化の原因を知る必要があります。
老化の原因は酸化と糖化

老化や病気の原因として、体の中で常に起きている化学反応が二つあります。
それが「糖化」と「酸化」です。
人が生きて行く為に絶対に必要な要素が、空気と食ですが、
これらが体の中に取り込まれ処理されていく過程で、
どうしても起こってしまう現象がこの二つです。
わかりやすく表現すると、酸化は体のサビ。糖化は体の焦げ。
これらが老化現象の大きな原因と言われています。
酸化について、もう少し詳しくみていきましょう。
私たちが呼吸で取り込む酸素は体の中で生命活動に使われていきますが、
取り込んだ酸素のうちの一部、わずか数%ですが、活性酸素に変わります。
活性酸素とは反応性の高い攻撃的な酸素。
外敵から体を守る体の免疫機能などにも使われますが、
増えすぎると体の細胞を攻撃したり、体に害を与えます。
私たちの体は、そんな活性酸素から体を守る為の抗酸化能力を備えており、
活性酸素を生成を減らしたり、ダメージを修復する力で、
酸化と抗酸化のバランスをとって体の老化を防いでいますが、
年齢を重ねるにつれ、抗酸化力が落ちていきます。
若々しく老いていくためには、
体の酸化を進める要素(ストレス、紫外線、タバコ、過度なアルコール)からなるべく距離を置き、
抗酸化を高める要素(ビタミンE,C,各種ポリフェノール)を積極的にとっていく事が大切です。
糖化は全身で進む

糖化についてはどうでしょう。
糖化とはタンパク質が余分な糖分と結びついて変性してしまう現象です。
パンを焼くと、こんがりと美味しそうな焼き色がつきますが、
これはパンに含まれる糖が、熱をかける事でタンパク質と結びついて変性する糖化現象のひとつ。
パンであれば美味しく嬉しい現象ですが、これが体の中で起こると、ちょっと大変なことになります。
パンも焼く前は柔らかいですが、焼いて焼き色がついた(糖化した)表面は、
褐色に変わり、サクサク(硬く)なります。
同じように糖化によって、お肌のコラーゲン繊維が変性すると、
柔軟だった肌は変色し弾力を失い、
糖化によって生み出された老廃物はシミやシワの原因になります。
血液は全身を隈なく巡っていますから、血液中の余分な糖分による糖化は全身で進みます。
内臓や血管で糖化が起こると細胞組織は脆くなり、炎症や動脈硬化などの原因になります。
腎臓の糖化がすすむと、血液を濾過するフィルターの働きが弱まり、腎不全に繋がります。
また脳の糖化はアルツハイマーの原因にもなっていることが指摘されています。
他にも、骨粗鬆症や、白内障なども糖化が引き起こしていると言われています。
つまり、老化との戦いは、この「糖化」との戦いと言っても過言ではありません。
糖化が起きやすいのは食後1時間。
食後30分〜1時間で血糖値が上がります。
糖は体のエネルギー源として必要なもので血液に乗って全身を巡りますが、
エネルギーとして使い切れなかった余分な糖が、体の糖化を進めます。
糖化を防ぐためには、血糖値が高い状態を短くする事、血糖値の上昇を緩やかにする事です。
そのために気をつけたいことは、まず食べすぎない事、
血糖値を急激に上げにくい食材を選ぶ事(低GI値食品、玄米、全粒粉などの低精製素材)、
主食の前に食物繊維やタンパク質が多く含まれるおかずやサラダから食べる事、
よく噛んでゆっくりと食べる事、また食前の桑茶、食後の散歩や軽い運動などもおすすめです。
酸化、糖化対策で若々しく老いていきたいものです。
〜元気村通信96号より〜
