皆さんは普段の食事で、油をどのくらい摂取しているか気にしたことはありますか?「揚げ物は控えているし、調理の際に油を少なめにしているから大丈夫!」と思われるかもしれません。しかし私たちは料理に使う油以外にも「見えない油」を意識しないうちに摂取しています。「見えない油」とは、食べ物に含まれている見た目にはわかりにくい油や脂肪のこと。例えば、お肉や乳製品に含まれる脂質だけでなく、お菓子やパン、冷凍食品などの加工食品に含まれる油脂もそうです。料理に使う「見える油」と違い、気づかないうちに摂りすぎてしまうことがあるため、注意が必要です。なんと、通常の食生活で摂取する油の約70%がこの「見えない油」であり、「見える油」はわずか30%に過ぎないと言われています。「ヘルシーな食生活を心がけているつもりでも、実は油を摂りすぎていた…」そのようなことにもなりかねません。
ただ、油というと「太る」「健康に悪い」というイメージがつきものですが、油は本当に悪者なのでしょうか?肥満の原因は、摂取エネルギーが消費エネルギーを超えてしまうことにあり、必ずしも油のせいというわけではありません。むしろ、脂質は炭水化物やたんぱく質と並ぶ「三大栄養素」のひとつで、私たちの体にとって欠かせない存在とも言えます。脂質はエネルギー源として優秀なだけでなく、細胞膜や血液、ホルモンの材料としても大切な役割を果たしています。特に、脳は大量のエネルギーを消費するため、良質な油を適切に摂取することが重要です。
大事なのは良質な油をバランス良く。ハローエレファンでは、「見えない油」に注目し、健康的で安心できるパン作りに取り組んでいます。
一般的なパン作りでは、生地をこねる際にマーガリンやショートニングといった油脂が使われます。しかし、これらには健康に悪影響を与える可能性のあるトランス脂肪酸が含まれているため、できれば避けたい油。そこで、私たちは代わりに「米油」と「アマニ油」を使用しています。米油は、100kgの玄米からわずか1kgしかとれない貴重な油で、米ぬかや胚芽由来の栄養がたっぷり含まれています。抗酸化力の高いビタミンEや、油の食物繊維とも言われる植物ステロールを多く含み、酸化しにくく体に優しいのが特長です。一方、アマニ油は、体に欠かせないオメガ3脂肪酸が豊富なスーパーフードオイル。特に、血流の改善や脳の働きをサポートする良質な油です。
またデニッシュなどに使う油脂も、トランス脂肪酸を低減したものを厳選。サンドイッチの表面には一般的にマーガリンが塗られますが、代わりに豆乳クリームバターを使用することで、よりヘルシーな仕上がりになっています。また、カレーパンも衣をつける前に特別なバッター液を使うことで、生地への余分な油の吸収を防ぎ、米油と植物油のブレンドでカラッと揚げることで、サクサクとした食感と安心を両立しています。
普段見逃しがちな「見えない油」を意識することで、食生活はもっと豊かになります。大切な人と囲む食卓が、安心と幸せに満ちたひとときになりますように。今日も心を込めて、美味しいパンをお届けします!
