疲労は体からの注意報【元気村通信106号】

生きているだけで精一杯・・・そんな笑えない酷暑が続く毎日ですが、
皆様お元気でお過ごしでしょうか?

なんだかんだ8月も半ばが過ぎ、暑い夏も折り返し地点を通り越した頃。
大丈夫です。私たちが立ち止まっても季節は立ち止まりません。
夏の後半戦、また気合を入れ直して越えていきましょう。
さて、今日は疲労感についてのお話です。

 疲労は体からの注意報

「なかなか疲れがとれなくて・・・」そんな疲労感にお悩みの方、多いと思います。
それもそのはず、日本の疲労状況2023という調査によると、
日本人の、ほぼ8割の方がなんらかの疲労感を抱えて生活しているとの事。

悲しいことに、日本は疲労大国とも言われ、「過労死」と言う言葉は、
海外に存在しないため2002年に「karoshi」として、
オックスフォードのオンライン英語辞典に登録されたそうです。

疲労は、痛みと発熱に並ぶ、体からの3大アラームのひとつ。
痛みと発熱はすぐに対処される事が多いですが、
疲労に関しては緊急度が下がるため、放置されがちです。

ただ疲労の特徴は「蓄積」する事。
これを侮ってはいけません。
初めは小さな疲れだったものが、蓄積する事で重たい疲労感や、
病につながっていくことは少なくありません。

意識したいのは疲労蓄積の公式。
(休息・回復)ー(疲労・ストレス)がプラスであれば問題ないのですが、
マイナスに偏ると疲労が日々蓄積していきます。

そして、夏はこの公式に特有の要素が加わってきます。
(疲労・ストレス)に、「暑さによる環境ストレス」がプラスされ、
(休息・回復)の方も、「食欲減退や睡眠不足」によってマイナスされます。

つまり、我々の普段の生活でも、疲労が蓄積する条件が整いやすくなっているのです。
もし最近疲れが抜けないと感じるようであれば、その感覚を無視せずに、
疲労蓄積の公式をプラスにするための工夫を取り入れてみましょう。

 質の高い睡眠で休息をプラスに!

まず手軽に実践できるのは、休息時間を効果的に確保して行く事。
睡眠は特に重要です。
質の良い睡眠を確保する為には、生活リズムを整えていくことが大切です。

走っている車も急には止まれません。
徐々にブレーキを踏んでスピードを落としていくように、
体も徐々にスローダウンしていく必要があります。

就寝時間を決め、寝る前の時間の過ごし方を見直して行く事で、
驚くほど睡眠の質が変わってきます。

まず食事は3時間前には済ませて下さい。
寝る前の飲食は内臓が休めません。

また1時間前までには入浴もすませましょう。
入浴すると体温が1℃程上がります。
入浴後、熱が拡散され徐々に体温が下がりつつ、
体もリラックス、睡眠モードに入っていきます。
スマホもひと足先に電源オフ。
スマホの画面から出るブルーライトは脳を日中と錯覚させ、睡眠モードに入るのを妨げます。
かわりに、ゆったりとした音楽を楽しんだり、アロマやマッサージなどで、
寝る前の時間を自分だけのリラックスタイムにしてみましょう。

また、足りない睡眠を補う為に日中の仮眠はかなり有効です。
起きてから8時間後、10〜20分を目安にお昼寝タイム。
体がスーッと軽くなりますよ。寝過ぎに注意。

 疲労回復食材でエネルギーケア

次に、回復の為に大切なのは食事です。
食事はエネルギーを外から取り入れる作業。

何を体に入れるか選ぶ事はとても重要な選択です。
旬の食材や、体に良いものを積極的に取り入れ、
添加物などのよろしくないものは避ける意識を常に持っておきましょう。
またバランスの取れた食生活は大前提です。

ここでは疲労回復に役立つ栄養素を中心に紹介していきます。
まずは脳の唯一のエネルギー源でもあるブドウ糖。
全身に速攻でエネルギーを届けられる糖で、穀物や芋、果物等に多く含まれます。
摂りすぎには注意ですが、迅速な疲労回復に役立ちます。

二つ目は夏バテ対策ビタミンでもあるビタミンB1。
大豆や豚肉、きのこ等に多く含まれ、
ブドウ糖を体内でエネルギーに変換するのに欠かせない栄養素です。

最後に梅干しやレモンなどの酸っぱい食材に多く含まれるクエン酸。
体内でエネルギーを生み出す代謝経路に関わる成分で、
疲労物質である乳酸を分解して新陳代謝を促進してくれる成分でもあります。

どうでしょう。疲労の公式はプラスになりそうですか?
まずは小さな所から、自分なりの疲労対策を生活に取り入れ、
疲労を溜めない生活に切り替えていきましょう。

〜元気村通信106号より〜