
11月も中旬に入り、思い出したかのように肌寒い風が吹き始めました。
暦の上では立冬を通り過ぎ、そろそろ冬の入り口でしょうか。
冬支度、寒さ対策も進めていかないといけないですね。
さて、これから嫌でも寒さとの戦いが始まるわけですが、
「冷え」から来る体調不良、むくみや肩こり、手先の冷え、疲労感など、
冷えに悩む人は日本人のなんと6割以上とも言われています。
冷えが体にもたらす影響は大きく、昔の人は「冷えは万病のもと」とも言いましたが、
実際に体温が1度下がると免疫力が3割も落ちるとも言われています。
今日はそんな冷え対策についてのお話です。
熱の源は筋肉から

冷え対策をきちんとしていく事は、自分の健康を守る事につながります。
皆さんは意識して取り組んでいる事などありますか?
体を温める方法は大きく分けて2つ。
自分の内側から熱を作り出す方法と、外側から熱を取り入れる方法です。
両方を上手に活用すべきですが、まず基本的なベースになるのは自分の内側から熱を作り出す力です。
人間は生きていく為に、どんなに暑くても寒くても36度前後の体温を常に維持しています。
ではどのようにその熱を生み出しているのでしょうか。
主に体を温める熱を生み出しているのは筋肉です。
冬の寒さでも、体を思いっきり動かして運動すると汗をかいてポカポカするのは、
それだけ筋肉の活動から生まれる熱量が大きいからと言えます。
そんな体の大事な熱源でもある筋肉も、使わなければ衰えていきます。
運動不足で筋肉量が減ると、熱を生み出す力が落ち、
免疫力も落ち、様々な病気のリスクも高まります。
ですから第一の冷え対策は継続的な運動習慣で筋肉を常に活躍させてあげる事、
そして筋肉量を増やしていく事です。
ちょっとの工夫で生活を運動に

といっても、バーベルを持ち上げたり、
腕立て伏せを100回やってくださいという話ではありません。
まず一番身近な生活動作。
「歩く事」への意識を変えてみましょう。
私たちの体は思った以上に複雑な動きをしていて、歩くだけでもたくさんの部位の筋肉を使います。
意識して欲しいのは正しい歩き方。
だらだらっと歩くのではなく、3つ意識して歩いてみてください。
1つ目は、「みぞおちに股があるようなイメージ」で歩く事。
背筋を伸ばして、みぞおちから脚が伸びてるつもりで歩く事で、体の中心に近い筋肉が働きます。
2つ目は「太ももの内側を擦るように」足を前に出す事。
振り出した脚が外側に広がらないように動かす事で内腿の筋肉が働きます。
3つ目は、「かかとから着地」し、素早く足を切り返す事。
そうする事で、ふくらはぎの筋肉が働きます。
ふくらはぎが刺激される事で、足から心臓への血液循環も促進されます。
日常生活の中で10分だけでも歩く時間を増やすと、歩数で約1000歩も差が生まれます。
気分転換のちょっとした散歩でさえ、意識一つで立派な運動に変わります。

他にも洗濯物を干す時に1枚ずつしゃがむ生活スクワットや、
歯磨きや食器洗いをする時のつま先立ち、拭き掃除や庭いじりなどを頑張る事も、
筋肉を刺激するちょっとした工夫です。
特に下半身に筋肉が多く集中しているので、足腰を鍛える動きはより効果的です。
生活に近いところで無理なく運動量を増やしていくのが続けるコツ。
動く事に慣れてきたら自分にとって少しきついくらいの運動、
軽く息が上がるくらいの運動に挑戦してみてもいいですね。
体を積極的に使う事で筋肉量だけでなく血液の循環も良くなり、
継続する事で内側から熱を作り出す基礎代謝も上がっていきます。
熱を上手に取り入れて

自分の体で熱を作り出す冷え対策と合わせて、
外側からも上手に賢く熱を取り入れていきましょう。
一番手軽にできるのは体を温める事。
防寒対策や温浴、足湯などはとても効果的です。
また食べる物にも気をつけて下さい。
冷たい物は体を内臓から冷やすので常温に切り替えるだけでも体への負担が減ります。
中国ではコーラやビールですら常温で飲むそうですよ。
また温かい物、そして体をポカポカ温めてくれる食材を積極的に摂る事で
体を内側からも温めていきましょう。冷えに負けずに温かい冬を!
〜元気村通信109号より〜
