
こんにちは。
湘南元気村のヘルスアドバイザー楠です。
季節は巡り、気がつけば冷たい風が肌に染みる時期となりました。
年末まではもう駆け足ですね。
日増しに寒さが厳しくなりますが、
今日はそんな寒い季節の冷え対策についてのお話です。
私は冷え性?冷え症?

私冷えしょうで・・・という言葉はよく聞きますが、
「冷え性」と「冷え症」の2種類の使い方があるのをご存知でしょうか?
「冷え性」は西洋医学の考え方で、検査では明らかな異常が見られないにも関わらず、
手足や体が冷えるという症状を、原因のない体質的な「冷え性」として扱います。
それに対し東洋医学的な考え方では「冷え」は明らかに解決すべき課題として捉えられており、
未病(発病には至らないものの、健康な状態から離れつつある状態)として扱われ、
「冷え症」として診断されます。
冷える個所や、特徴に合わせて、適切な漢方治療などが行われます。
冷えを原因のない体質の「冷え性」として捉えるのではなく、
解決すべき(解決できる)症状としての「冷え症」と捉えて、
体温を上げていく生活に切り替えていく事が大切です。
現代社会では、女性では約8割の人が、
男性でも4割以上の人が冷え症の自覚があると言われています。
日本人の平均体温も60年ほど前は36.9〜37℃がくらいでしたが、
今では36.1℃程度と下がり、
人によっては平熱が35℃代というケースも少なくありません。
免疫細胞が正常に働ける体温は36.5℃。
そこから1℃上がると免疫力が最大5〜6倍上がり、
逆に1℃下がると、免疫力も30%下がると言われています。
健康のためには免疫力を高める事、
その為には、平均体温を上げていく生活、
冷やさない生活がとても大事です。
冷え症対策 1・2・3

冷え症対策として、いかに熱を生み出すかという事で考えると、
体の中で一番熱を生み出す部位が筋肉です。
冬の寒さでも、体を思いっきり動かして運動すると汗をかいてポカポカするのは、
それだけ筋肉の活動から生まれる熱量が大きいからです。
低体温の原因の9割が運動不足などによる筋肉量の低下にあると言われています。
継続的な運動習慣で筋肉を常に活躍させてあげる事、
そして筋肉量を増やしていく事が大切です。
なので冷え症対策の一つ目は自分にとって少しきついくらいの運動、
軽く息が上がるくらいの運動を生活に取り入れること。
軽いウォーキングやストレッチや、
移動の時に階段を積極的に使ったり、
大股で歩くなどの工夫も有効です。
洗濯物を干す時に1枚ずつしゃがむ生活スクワットや、
食器洗いをする時につま先立ちなども、ちょっとした工夫ですよね。
自分のできる範囲の運動を生活に取り入れるだけで、
筋肉量だけでなく血液の循環も良くなりますし、
継続する事で基礎代謝も上がっていきます。
特に下半身に筋肉が多く集中しているので、
スクワットなどの足腰を鍛える運動はより効果的です。
二つ目は食べるものに気をつける事。
なるべく冷たいものは避け、温かいものを意識的に取りましょう。
冷たいものは体を内側から冷やします。
最近は常温ドリンクなども増えてきています。
今まで冷やして飲んでいたものも常温に切り替えるだけでも体への負担は減ります。
また体を温める食材を積極的に摂ることも有効です。
三つ目は体をしっかりと温める事。
一番手軽にできる方法がお風呂にゆっくり入る事です。
湯船にしっかりつかって汗をしっかりかいてください。
胸から下を湯船につかる半身浴も、血行が良くなるのでお勧めですが、
上半身が冷えないよう浴室を温めて置きましょう。
体の深部から温める事が大事なので、10~15分程度、
半身浴の場合は20~30分程度ゆっくりつかれる温度で入りましょう。
また、寒い日は湯たんぽを活用して手足を温めるのも有効です。
寒い季節を温かく。
小さな努力と意識の積み重ねで自分の平均体温をじっくりと上げていきながら、
体の芯から温かい冬を過ごせると良いですね。

〜元気村通信98号より〜
