奇跡の水【元気村通信95号】

こんにちは。
湘南元気村のヘルスアドバイザー楠です。

毎日暑い日が続きますね。
体から奪われていく水分を、せっせと補給しないと干からびてしまいそうな暑さですが、
冗談ぬきで命を守るための水分補給が大切な季節。
今日はそんな水についてのお話です。

 水は自然の芸術作品

水と一口で言っても、世界には色々な水が存在します。
その土地の地質や地形などの特徴によって、水の表情も様々。
ヨーロッパは石灰岩を多く含む地質で、かつ傾斜が緩やかな地形の為、
ゆっくり時間をかけ、ミネラル豊富な石灰層を通って濾過されていき、
ミネラルを豊富に含む硬水になります。

逆に日本は花崗岩が多い地質に、山から海までの傾斜がきつめの地形。
濾過される時間が短い為、ミネラル成分の浸透が少ない軟水となります。

見た目は無色透明で同じに見えますが、硬水は口当たりが重く苦味を感じ、
軟水は口当たりがまろやかで、さっぱり。

地域によっては、その地域独特のミネラル成分が溶け込んでいたりします。
そう考えると、水とは自然が生み出す一つの作品とも言えますね。

身近な所では地元の秦野の地下水も、日本一美味しい名水に選ばれており、
これもやはり丹沢の山脈と秦野の盆地が生み出した自然の芸術作品。

今飲もうとしている目の前の水が、
どのような経路を辿って手元のコップに入っているか思いを馳せると、
色々な情景が思い浮かんできますね。
私たちは水を飲むのと同時に、大自然のエネルギーも一緒にもらっているのかもしれません。

そんな世界各地の様々な水の中には、「奇跡の水」と呼ばれる水がまれに存在します。
その水を飲むことによって不治の病が治ったなどの伝承が伝えられている水で、
世界の三大霊水としてフランスにある「ルルドの泉」、
メキシコにある「トラコテの水」、
ドイツにある「ノルデナウの水」が有名です。

 世界の三大霊水

ルルドの泉は、フランスの山奥、ピレネー山脈の麓にあるルルド村に存在します。
14歳のある少女が、聖母マリアにある洞窟に導かれ、
掘った所泉が湧き出てきて、ルルドの泉になったそうです。
その水によって病が治ったという話が聖母マリアの奇跡といって一気に広まりました。
その後、カトリック教会でも実際に調査が行われ、
2500件以上の説明不可能な治癒のうち、
70件近くを奇跡の治癒として「この奇跡は本物である」と公認したそうです。
今では聖地として巡礼客が絶えないそうです。

トラコテの水は、メキシコの首都から300kmほどの人口数千人の
小さなトラコテ村の井戸から湧き出す奇跡の水です。
見つけたのは牧場主、ひどい腰痛持ちでしたが、
自分の土地から掘り出された水を飲んで腰痛が治まり、
飼っていたペットの傷も癒えたのがきっかけで、無償でこの水の提供を始めます。
そして飲んだ人の病、癌や、糖尿、関節痛、アレルギーなどが治ったとの噂が広がり、
今では1日に数千人という人が訪れるようになったといいます。

世界の三大名水には入りませんが、日本にも似たような奇跡の名水が存在します。
大分県の日田市にある日田天領水や、富士の麓の富士の天然水など、
どれも、その土地の自然が産み出した天然水ですが、
特別に人の体を癒してくれる水というのが、不思議と存在します。

これらの水の成分を科学的に調査した所、ある共通点が見つかったそうです。
それが様々なミネラル類を含んでいるという事と、
普通の水には含まれない水素を含んでいるという事でした。
水素は、様々な病の原因となりうる活性酸素と結びつき無害化させる働きを持ち、
これらが有効に働いたのではないかとも言われています。
水素を含む水は健康維持の一つのヒントになるかもしれません。

水は自然から私達への贈り物。
自分の体に入る水を選ぶという事はとても大事な事です。
良い水で水分補給しながら、暑い夏を越えていきましょう。

 〜元気村通信95号より〜