透明の壁【元気村通信92号】

こんにちは。
湘南元気村のヘルスアドバイザー楠です。

暑かったり寒かったり、毎日着るものにも悩む不思議な気候が続いています。
一度片付けたストーブをまた引っ張り出してつけているという方もいらっしゃるようで、
なかなか体がついていかないですね・・・。

雨も多く、このまま梅雨に入ってしまいそうな空気感。
ジメジメした気候に後押しされるように、
この時期特有の5月病とも言われる無気力に襲われたり??
今日はそんな無気力感についてのお話です。

無気力感を感じる時

人がどんな時に無気力に陥るかというと、
何をやっても思い通りにいかなかったり、
何をやっても無駄だと感じる時です。
その無気力の仕組みを分かりやすく教えてくれるのが「カマス実験」です。

カマスは、塩焼きや干物にすると美味しい魚ですが、
今回はカマスの味についてではなく、そんなカマスを使った実験のお話。

まず大きな水槽を透明な板で仕切ります。
片方には、餌を与えずに空腹状態にしたカマスを、
もう片方にはカマスのエサ、イワシなどの小魚を放します。

すると、お腹が空いたカマスたちはすごい勢いで
イワシのいる方に向かって泳いで行きます。
しかしそこは目に見えない透明な板で仕切られている為、壁にぶつかり進めません。

何度も何度も壁にぶつかり、
中には頭を強くぶつけ傷ついたりするカマスも出てきます。
それでも前に進めないとわかると、
小魚の方に向かっていくこと自体をやめてしまいます。
「この水槽ではどう頑張ったって小魚を食べる事ができない」
と考えるようになってしまうのです。

そのタイミングで、透明な板をそーっと取り外すとどうなるでしょうか?
これで往来ができるようになり、エサの小魚も自由に食べられるはずです。

しかし「もう何をやっても無理だ。」という無気力状態になったカマスは、
小魚を食べなくなってしまいます。
なんと不思議なことに、口元の近くまで小魚が泳いできても食べないのです。
最終的には衰弱し餓死してしまうといいます。

 透明な壁を恐れていませんか?

私たちも、長い人生を生きていると、
一見無理だと思われるような事に遭遇する事、多々ありますよね。

でもそれって、もしかしたら透明な壁かもしれない・・・そう考えてみませんか?
何度かぶつかって無理だったから、チャレンジすることすら諦めてしまっている事。
もしかしたらもうその透明な壁はすでに撤去されているかもしれません。

また小さい頃の夢や、自分がやってみたかった事、憧れる人の生き方、手にしたかった物。
気付かないうちに、「いやいや、無理でしょ」と諦めていたりしがちな私たちです。
でも人生は有限。
限られた時間の中で生きている私たちにとって、
その貴重な時間を無気力で埋めていくほど暇ではないはずですよね?

 無気力の突破方法

カマス実験の話には続きがあります。
無気力状態になったカマスに、
もう一度エサを食べさせるにはどうしたらよいでしょうか?

それは、元気の良いカマスを一匹、水槽に入れてあげること。
すると、そのカマスは何も恐れることなく小魚を食べ始めます。
それを見ている無気力状態のカマスもそのうち、気づき始めます。 
「あれ?食べられるの??」 真似して恐る恐る小魚を食べてみると、
普通に食べられて、全然大丈夫じゃん!となり、元のげんきなカマスに戻っていくそうです。

もし、自分の目の前の透明な壁が厚すぎる時は、
身近に挑戦している人と交流したり、
夢を叶えた人の話に触れてみると、
前に進む力を分けてもらえるかもしれませんね。 

〜元気村通信92号より〜