デニッシュの秘密

ハローエレファンのパンの中でも、
特にファンの多いカテゴリーが「デニッシュ系」のパンです。


今回は特別な食感を持つデニッシュ生地がどのように作られているかをご紹介していきます。


デニッシュパンはウィーンで生まれデンマークで広がったパン。
デニッシュという名称もデンマークからきており、
パン生地の間にバターやマーガリンなどの油脂を何度も重ね合わせて焼き上げるパンです。


油脂を挟み込んだ生地を、伸ばしては折りたたみ、伸ばしては折りたたみを繰り返す事で、
丁寧に層を作っていきます。
普通のパンは酵母の力で膨らみますが、
デニッシュは酵母だけでなく層の力で膨らむパンでもあります。


パン焼き釜で高温に熱せられると挟み込まれた油脂に含まれる水分が一気に蒸発し、
膨張圧力で層が持ち上がる事で、デニッシュ生地のふっくらとした食感が生まれます。
一般的には3つ折りを3回、もしくは4つ折りを2回繰り返すことで層を作りますが、
ハローエレファンのデニッシュはもう少し繊細な層を作るために
4つ折りを1回、3つ折りを2回重ねて層を作っていきます。


さて、このように折り畳んでいくと、生地と油脂の層は一体何層になるでしょうか?


①10層 ②36層 ③37層 


答えは③の37層です。


4×3×3で②の36層と計算しそうですが、
最初に油脂を生地で包んだ時点ですでに2層(生地+油脂+生地)できるのと、
畳んでいく時に生地と生地同士が重なって
層とカウントできない場所が生まれることを加味して計算すると・・・
なぜか37層になるんです。
(ぜひ数字に強い方は計算にチャレンジしてみて下さい。)



この層の作り方でデニッシュの食感や膨らみが変わってきます。
クロワッサンにもなると、そうやって出来上がった生地をくるくると丸めて焼成するため、
上から下まで100層を超える重なりの食感を味わえるパンになります。


とても手間暇かけて丁寧に作られているパンなのです。


ハローエレファンのデニッシュパンの中で1番のおすすめは酵母クロワッサン。
天然の酵母でじっくりと発酵させた生地に、
トランス脂肪酸を極限に抑え体に負担の少ない植物性油脂を
何層にも織り込んで作っています。


シンプルだからこその旨味を味わえる天然酵母生地と、
芸術的とも言える生地の層が作り出す味わいは絶品。
食べる前にトースターなどでリベイクしていただくと
サクッとした食感が戻り美味しくいただけます。
何もつけずにぜひそのまま味わってみてください。


次におすすめなのはオレンジデニッシュ。
こちらはデニッシュ生地を作っていく時に
オレンジジャムを一緒に織り込んで焼き上げる食パンです。
ファンが多い、おすすめの一品。
味がしっかりついているのでそのままでも美味しく食べられますが、
トーストするとサクッとした食感が戻りさらに美味しく食べられます。
ちょっとした手土産や贈り物にも喜ばれる事間違いなし!


他にも板チョコデニッシュや生乳カスタードホーンなど、
デニッシュ生地を使った菓子パンもおすすめです。
ただ、残念なことに美味しさに比例してカロリーも増えていきます。
なので美味しさもカロリーも独り占めせずに、
周りにバランスよく分けて、是非ご家族みんなでお楽しみください。


笑顔溢れる食卓を応援します。


〜ベンチタイム2022年5月号より〜