元気村通信

「無い」事の価値 〜元気村通信85号〜

こんにちは。
湘南元気村のヘルスアドバイザー楠です。


盛り上がったオリンピック、パラリンピックも
たくさんの感動を残して、閉幕となりました。
今までのオリンピックの歴史にない、
コロナ禍という過酷な状況の中での大会でしたが、
沢山の人の心に勇気と感動を残した大会でもあったと思います。


特にパラリンピックは、様々なハンディキャップを抱えながらも、
挑戦を続ける姿に、多くの人が心動かされたことと思います。


そんな挑戦に勇気を得て、今日は不足の価値というお話です。



 「無い」事の価値

投げたら必ずストライクが出るボーリング場があったとしたら、
行きますか?

初めの何本かはストライクが気持ち良いかもしれません。
でも考えてみて下さい。
どんな投げ方をしても毎回ストライク。
毎回満点。
それって、面白いでしょうか?


時にはガータで頭を抱え、
ギリギリの所でピンが一本だけ残って悔しがり。
何度も挑戦して、やっとでるストライクだからこそ、
気持ち良いのですしそれがボーリングの面白さです。


恋愛ドラマなどでも、
主人公の男女が初めからラブラブで、
最初から最後までラブラブだけ見せられても、
何も面白くないですよね。


恋のライバルが現れたり、
ちょっとした誤解から気持ちがすれ違い、喧嘩したりして、
でも最後にはお互いの思いに気づきハッピーエンド。
これならドラマとして成立しそうです。

さて、そんな事を考えると
私達は得たい結果自体に価値があると考えがちですが、
むしろ得られる結果よりも、その過程にこそ価値があると考えられませんか?

何の苦労も努力もなしに手に入れた結果と、
たくさん努力を積み重ね、数々の紆余曲折を経て多くの壁を超えて手にした結果。
それらが同じ結果だっだとしても、その重みや輝き、価値は、
断然後者のほうが大きいでしょう。

ということは、その価値の源泉は「過程」にあると考えても良さそうです。

すると、時間が無い、お金が無い、スキルが無いというような
「無い」事は、
見方を変えれば実は大きな価値である事に気が付きます。

無いからこそ、無いものを埋めていく努力や、
越えていく体験自体が価値につながるのです。
無い部分を補ってくれる仲間や、助けてくれる恩人との繋がりがうまれるのです。

もしすべてを手にした状態でスタートを切ったとしたら、
結果は楽に手に入れられるかもしれませんが、
それらを手に入れる事はかなり難しいことだと言えるでしょう。

 人生はエキサイティングなテーマパーク

「無い」事は、ややもするとできない理由になりがちです。
時間がないからできない。
お金がないからできない。
やり方がわからないからできない・・・

よく聞こえてきそうな声ですよね?
なかなか「無い」事に価値を見出すことって、実際は難しい事です。

そういう時はこのように考えてみましょう。
人生は、エキサイティングなテーマパークだと。
常に様々なジャンルのアトラクション(問題、課題)が準備されていて、
そこに挑むか挑まないかも自分で選択ができる。
そしてそれらをクリアしていく事で、
更に面白いアトラクションに挑戦できるようになっていく。

問題も課題も、人生をドキドキ・ワクワク楽しむためのアトラクションだと思えば、
「過程」を楽しむ事に気づけます。
何かを得ること、達成すること、それらは一見、目的のように見えますが、
実は人生を楽しむ為の手段の一つだと考えてみるのはどうでしょう。

なぜって、一度きりの人生、楽しんだものがちですよね?

遊園地で、ジェットコースターは怖そうだし、
コーヒーカップは酔いそうだし、お化け屋敷も怖そうだし、、、
で一日中ベンチで座っていたら、それこそもったいないですよね。

さぁ、これから始まる一日はまだ誰も過ごしたことのないまっさらな一日。
どんな選択もあなただけの価値ある決断です。
人生のテーマパークを味わい尽くしましょう。

【元気村通信2021年9月号より】