エレファンブログ

オリンピックを「きっかけ」に。

開催直前までドタバタが続いた2020年東京オリンピックですが、
早くも終盤に差し掛かりつつあります。

色々問題課題も抱えながらも、
始まってみれば、
そこにはただ人生をかけて積み上げてきた選手たちの、
命を削るかのような真剣勝負があり
心を揺さぶられる毎日です。

普段あまり関心を持つことのないジャンルのスポーツでも、
オリンピックということだけで、
引き込まれるように応援し、共に喜び、
悔しがってしまう・・・

オリンピックの力ってすごいなぁとひしひしと感じております。
閉会するまではこのソワソワ感は落ち着かなそうです。

さて、今回のオリンピックの開催に伴い、
世界中からたくさんの選手が訪れていますが、
この機会をこのオリンピックの短い期間、
そして東京という狭い地域だけで終わらせてしまうのではなく、
日本全体に長期的に活かして行こうという取り組みの
「ホストタウン・イニシアティブ」をご存知でしょうか?

これは日本の地域を大会参加国のホストタウンとして登録して、
スポーツや文化、経済などの様々な分野での交流を図るもので、
過去のオリンピックには無かった初めての取り組みだそうです。

登録する自治体は500を越え、
受け入れ相手国、地域も180以上にのぼります。

例えば、地元平塚のホストタウンは
北欧のバルト海東岸に位置するリトアニア共和国。


6年前の平成27年からその交流はスタートしており、
翌年28年にホストタウンとして正式に登録され、
アスリートたちのテストキャンプはもちろん、
市内の小学生とリトアニアの選手たちが一緒にスポーツを通して交流したり、
市内の様々なイベントでリトアニアをPRしたりなど、
様々な活動を積み重ねてきています。

先月からはオリンピックに向けて平塚市総合公園の各種施設を活用した
事前キャンプがスタートしており、
大会後も様々な交流などが予定されているそうです。

他にも茅ヶ崎市は北マケドニア、
厚木市はニュージーランド、
藤沢市はポルトガル、エルサルバドル、エジプト。
小田原市、箱根町、大磯町はエリトリア、ブータン、ミャンマー、
小田原市に関してはさらにモルディブとオーストラリアとも
ホストタウンとして登録されているそうです。

今まで自分の人生において、
おそらくなんの関係も無かった遠い国が、
地元のホストタウンであるという事実によって
そこに新しい自分との接点が生まれます。

どこにある国だろう?と地図を広げてみたり、
どんな国なんだろうと調べてみたり。

オリンピック中継でその国の選手が出てきたら、
応援に力が入ったり。
気づかぬうちに、少しだけ気持ちが世界に向かって開いていきます。

とても素晴らしい取り組みだと思います。

オリンピックはすでに身近な所から、
気持ち一つで参加できる形でスタートしていたのですね。

オリンピックはたくさんの選手の目標であり一つのゴールであると同時に、
私達にとっては大いなる「きっかけ」なのかもしれません。
それは、目標に向けて懸命に頑張る姿に勇気を得ることで、
今の自分の課題を越えていく「きっかけ」であったり、
身近に世界を感じ、違う国の文化に触れることで視野が広がり行動が変わる「きっかけ」であったり。

そんな自分の心に響く小さなきっかけを探しながら、
オリンピックに向き合うと、また違ったものが見えてくるかもしれません。

東京オリンピック!
そして世界から集まってくれたアスリート達!
ありがとう!

〜ベンチタイム197号より〜